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システムロックプリインストールまたはシステムロックプレインストール (SLP, ''System Locked Pre-installation'', ''System Locked Preinstallation'') とは、Microsoft Windows XP以降のWindowsシリーズにおけるプリインストール形態の一種である。ユーザーにはライセンス認証方式の一種として認知されている。Windowsが内包する認証情報と、コンピュータメーカーによってBasic Input/Output System (BIOS)にあらかじめ組み込まれた認証情報を突き合わせ、認証の可否を判定する。 マイクロソフトとコンピュータメーカーのライセンス協議によって、BIOSに組み込まれる認証情報が決定され、その組み込み方法の詳細がマイクロソフトからコンピュータメーカーへ指示される。コンピュータメーカーはこのSLP対応BIOSを搭載したパーソナルコンピュータを量産する。一方、マイクロソフトからそのメーカー用の認証情報を内包したOEM版Windowsがメーカーへ供給され、メーカーは量産したコンピュータにプリインストールするとともにメディア(光ディスクやリカバリー領域)に収録して出荷する。不正インストール防止の観点から、マイクロソフトからメーカーへはOEM版Windows側の認証情報組み込み詳細は明かされない。 ユーザーにはライセンス認証手順において以下の利便性が有る。これらはコンピュータ購入直後の初回起動時のみならず、Windows再インストール時にも享受できる。 * 正規の運用形態ならば認証処理がコンピュータ筐体内部で完結するため、ライセンス認証のためにインターネットへ接続する必要がない * 認証作業に際し、コンピュータ筐体に貼られたプロダクトキーを入力する必要がない * パソコン本体のパーツを交換または追加した場合でも、BIOS情報に合致する限り再認証は不要(通常のパッケージ版の場合、一定以上ハードウェア構成を変更した場合、ハッシュ値が変わってしまうため、初回認証時とは別のパソコンと認識され、認証に失敗することになる) == 出典 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「システムロックプリインストール」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 System Locked Pre-installation 」があります。 スポンサード リンク
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